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蟻

霊樟-蟻通神社の御神木-

神門をくぐるとすぐ右手に見える大樟は、当宮最大の御神木です。周囲を瑞垣にかこまれた御神木は、樹齢二千年(雑賀貞次郎『牟婁口碑集』昭和2年)といわれています。
江戸末期、安政元年(1854)の旧11月5日に「安政の大地震」がおこり、当地方にも甚大な被害をもたらしました。その際、地震による火災が田辺の町を襲いましたが、伝承によれば火の手が神社の手前まできたとき、不思議にも御神木の大楠の幹や枝から白い水が噴きだし、風向きも逆転して神社や氏子地域への延焼をくい止めたといいます。
以来、人々は霊験あらたかなこの御神木を「霊樟(れいしょう)」とおよびするようになりました。なお、霊樟をふくむ「蟻通神社の森」は、昭和45年田辺市より指定文化財第1号として天然記念物に登録されております。

楠木社について